オリジナル曲「Starry Christmas」リリース

11月21日、iBlossom念願のオリジナル配信シングル第1弾「Starry Christmas」がリリースされました。

この曲の制作は、メンバーのAOIが作曲を手がけるところから始まりました。
そのメロディを土台に、飯野麟太郎さんが加わり、華やかにアレンジを施し、
楽曲は一気に完成の形を見せました。

さらに、エンジニアとしてミキサーズラボの安達義規さんが参加してくださったことで、
サウンドの質感やバランスがさらに磨かれ、完成度の高い作品に仕上がっています。
冬の寒さの中でも、何度でも聴いて気分を盛り上げてもらえる、そんな温かさを持った楽曲です。

クリスマスソングといえば、洋楽邦楽を問わず、超有名なスタンダード曲が「一番星」のように輝きを放ちます。
「クリスマス・イブ」や「ラスト・クリスマス」といった曲は、毎年この時期になるとより一層その存在感を増し、
夜空に輝く星のように私たちの心を照らしてくれます。

そんな中、新しくリリースされるクリスマスソングは、すでに夜空が混雑していて満員で、
入り込むスペースはほとんどないかもしれません。
それでも、iBlossomの「Starry Christmas」が夜空に輝く一番星になれるようにと願っています。

しかし、最初から明るく輝くことだけを目指すのではなく、
まずはじめは 一人の心を照らす「街灯」のような存在で良いと考えています。

今の時代、必死に音楽活動を続けていても、そう簡単に結果が伴うものではありません。
そんな暗闇の中を一人で歩くのは誰でも怖く、心細いものです。
でも少し上から光を投げかける街灯を一つずつ辿っていけば、
迷うことなく行きたい場所に行くことができ、安心して家に帰ることもできます。

街灯をたどって進むうちに、少しずつ余裕が生まれ、夜空に輝く星を見上げて自信を取り戻し、
また新しい世界に飛び込んでいく――
iBlossomのメンバーも、この曲がそういった役割を果たすことを望んでいます。

メンバーは最初のリハーサルからこの曲を演奏し、歌うことを心から楽しみにしていました。
レコーディングのときも、歌い分けに関して全員がどのパートでも歌えるように準備してくれました。
曲に込められた感情を、一音一音ていねいに表現しながら全員の声がひとつに溶け合う瞬間は、まさに圧巻でした。

メンバー全員の熱い思いを、冬空の下、そのままの温度で、決して冷めることなく皆さんに届けたい――
そんな強い思いを込めた作品です。

この「Starry Christmas」が、iBlossomの想いと共に、多くの人々の心に届くことを願っています。

この記事を書いた人

大越 王夫のアバター 大越 王夫 音楽プロデューサー

CBS Sony、Warner Music Japan、Universal Musicで、ディレクター、A&R、プロデューサー、レーベルヘッドを歴任。

槇原敬之、今井美樹、中西圭三、森山直太朗をはじめとする数多くのメジャー・アーティストを担当。
その他、トリビュート・アルバム、洋楽アーティストによるカバー・アルバムなどの企画制作など、幅広い作品を手がける。

直近では、東京音楽大学の有志20名によるJ-POPカバー・プロジェクト(シーズン1のみ)の企画・制作・プロデュースを担当。15作中4作品がYouTubeで100万回再生を突破。

現在は、2025年4月に結成したグループ ”iBlossom” をプロデュース。クラシックとポップスの垣根を超えた新たな作品づくりに挑戦している。