iBlossomっていったい何なの?

このプロジェクトをスタートしてから、約半年が経ちました。

クラシックを学んできたメンバーに「ポップスを演奏してみない?と声をかけた、ある意味“無謀”な挑戦。
でも、ポップス畑出身の私から見ると、その確かな音楽的基盤は羨ましくもあり、そしてメンバーは毎回楽しそうにパフォーマンスしてくれています。

今の時代は、「触れてくれるけれど、なかなか定着してくれない時代」だと感じます。
たとえるなら、服を試着しても購入には至らないようなもの。

 

 
では、どうしたら“くっついて”もらえるのでしょうか。?
 

 

明確な答えは出せていませんが、一つ言えるとすれば「外から見て楽しそうに映ること」が大切なのではないでしょうか。

iBlossomは「なんか華やかで、楽しそう!」と思っていただけるグループを目指しています。

ミュージカルの世界では、主役を得るためにピラミッドの頂点までオーディションを勝ち抜いていくことが求められます。
一方、ポップスの世界には基本的にオーディションはなく、活動を通じて「ファンをつけていくこと」が必要です。

最終的に頂点に立つのはどちらも一握りに過ぎませんが、ポップスには「プロセスを楽しみながら活動できる」という大きな魅力があります。

iBlossomの4人のシンガーは、それぞれ声質役割もまったく異なり、強い個性を放っています。
さらに、それを支えるピアニストチェリスト。この6人のユニークな編成だからこそ、幅広い音楽ジャンルに挑戦できるのも魅力の一つです。

トライ&エラーは当たり前。失敗を恐れず、常識に縛られず、興味のあることにどんどん挑戦していく――。

この 「Harvest Diary」 では、メンバーの日常の音楽活動や舞台裏のエピソード、まだ知られていない魅力を少しずつお届けしていきます。
近くに寄り添って、応援していただけたら嬉しいです。

そして近い将来、皆さまに心から喜んでいただける“歌の花束”を届けられるよう、これからも歩みを進めていきます。どうぞ温かく見守ってください。

この記事を書いた人

大越 王夫のアバター 大越 王夫 音楽プロデューサー

CBS Sony、Warner Music Japan、Universal Musicで、ディレクター、A&R、プロデューサー、レーベルヘッドを歴任。

槇原敬之、今井美樹、中西圭三、森山直太朗をはじめとする数多くのメジャー・アーティストを担当。
その他、トリビュート・アルバム、洋楽アーティストによるカバー・アルバムなどの企画制作など、幅広い作品を手がける。

直近では、東京音楽大学の有志20名によるJ-POPカバー・プロジェクト(シーズン1のみ)の企画・制作・プロデュースを担当。15作中4作品がYouTubeで100万回再生を突破。

現在は、2025年4月に結成したグループ ”iBlossom” をプロデュース。クラシックとポップスの垣根を超えた新たな作品づくりに挑戦している。